【デトロイトショー2013】フォード医師団が瀕死状態だった経営のオペに成功!?

January 17th, 2013

Detroit Motor Show 2013 Ford Safety

ドクター・フォード!フォードになにかが起きている。自動車会社にも名医がいたようだ。その名医とはフォードの安全性と最先端技術を統括するSaeed Barbat氏。Barbat氏が体温と心拍数を計って出した診断の結果、運転席の安全性は彼の手に委ねられているということだ。しかし、これはまだ序章にすぎない。そして、Barbat氏の戦いはまだまだこれからだ。というのも、自動車産業において結果が出るのには5年から10年はかかる。健康なドライバーが健康的な運転をしてこそ、その結果が見えるというものだ。

どこにでもありそうなテーブルに試作のシートとモニターディスプレイを置いて、Barbat氏が我々に見せたものは、デトロイトモーターショーの端っこにちょこんと置いたセットという感じ。(フォードは航空券と2泊分のホテル代を払って我々ドイツメディアを招待してくれたにも関わらず)一方で、氏の同僚がプレゼンしたものは、既に後部座席用に発表されているエアバック・シートベルトだ。そして、もう1つ、安全運転システムについては、シミュレーターへの試乗が許されなかったので、まだまだベールに包まれている…。

話をドクター・フォードに戻すと、ホイールには右と左に1つずつサーモメーターが搭載されているという。片手運転だと蛇行運転になりがちだというデータが出ており、また運転中に手が滑ったりした場合も想定している。しかし、シートベルトに搭載した心拍数計測器で安全を確保できるかというと、厚手のコートやダウンジャケットを着て運転した場合はどうなるのか疑問が残る。

Barbatさん、それでどうやって全てをカバーできるのですか?「搭載したたくさんのセンサーが解決してくれます。いずれにせよ、ドライバーは完璧ではないですから」前提としてBarbat氏は「Driver Wellness」を約束した。例えば、エアコンはドライバーの好みに合わせて細かい設定ができ、さらに重要なのはドライバーのストレスレベルが高まると安全運転モードが作動するという。

車がドライバーの脳波計を計測して、持病持ちのドライバーの運転が乱れてきたら、車が自発的に病院へ連れていってくれる、そんな未来もあるのかもしれない。

フォードはVIRTTEXというシミュレーターをデトロイトに持ってきた。が、シミュレーター内の見学が許されただけだった。ラボ・マネージャーのMike Blommer氏からVIRTTEXについて説明があったが、氏はテストドライバーを紹介するのを忘れ、シミュレーター内にしばらく放置するという始末。テストドライバーはフォードの技術をきちんと全て見せなくてはいけないという一大任務に緊張していたにも関わらず。

700万ドルの竹馬で運転の真似事をして、どうやって危険性やドライバーの反応が分かるというのか。「この動かない車を欲しがる人はいないでしょう。しかし、運転が下手な人や危険運転に対してなにができるかです」と語ったのは、安全性を担当するマネージャーのGary Strumolo氏。警告音、ホイールからの警告振動、それとも車からのダメ出し?なにがドライバーにとって効果があるのだろうか?

ちなみに、ドライバーがサイドラインを割ると、フォードは「タイム!」と言ってイエローカードを出した。

by Mathias Rittgerott (翻訳: Sachiyo Tanaka)

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